気仙沼 夢のイラスト集

長年商売を通じてお世話になってきた気仙沼に、「いつか恩返しをしたい」と思っているうちに、その夢をイラストとして、自分の人生の節目ごとに残してきました。
ここでご紹介するイラストはその中のほんの一部ですが、一人でも多くの方にご覧いただき、「バカなことをやっているなー」と笑って頂ければ幸いです。
<イラストはすべて、仙台在住のアートディレクター・土橋征史先生にお願いしたものです>

「 夢の橋 」の完成を目前に

私がはじめて「気仙沼 夢のイラストマップ」を作成配布させて頂いてから、ちょうど20年が経過しました。
「こんな風に気仙沼が発展していけばいいなー」という個人的な思いで勝手に描いた夢の地図でしたが、9年前の東日本大震災ですべて一変してしまいました。
一瞬にして愛すべき気仙沼の街並みが失われたことで、当時は夢どころか多くの現実を奪われてしまったという絶望感ばかりが残りました。
そんな私にとって「夢の橋」がまもなく完成開通します。これを実現させたのは、20年前のイラストマップを記憶して頂いた多くの方々の声でした。
復興に向けた街づくりはまだまだ問題が山積ですが、私は「海と生きる 気仙沼」の明るい未来を信じています。
そして間もなく夢の橋が完成することへの感謝とともに、今年もまた、20年目の夢のマップをお届けします。

2011.3.11から満6年・・・新たな未来へ!!

私たち気仙沼市民は、全国そして世界各国の皆さまに頂いた支援に心から感謝しながら、一人ひとりが復興に向けた努力を全力で続けてきました。
必ずこの街が『私たちの気仙沼』として復興できることを信じて、ふたたび『夢の復興図』を描いてみました。

あの日から3年の歳月が流れました【夢の復興図】

私たち気仙沼市民は、全国そして世界各国の皆さまに頂いた支援に心から感謝しながら、一人ひとりが復興に向けた努力を全力で続けてきました。
私もその中の一人として『鳥の目』『虫の目』『魚の目』で街を見直し、ふたたび『夢の復興図』を描いてみました。
必ずこの街が『私たちの気仙沼』として復興できることを信じています!!

気仙沼夢のイラストマップ【震災復興版】

東日本大震災から3ヶ月が経過した2011年6月11日。
「そろそろ元気を出して前に進もう」という思いを込めて、三陸新報に折り込んだポスターです。
11年前に作成したマップを基礎に、私なりの復興に向けた新しい街づくり提案などを加筆しました。

気仙沼湾散策マップ

観光で気仙沼湾を訪れた人たちが、このマップを持ちながら「これはマグロを獲る船だね」などと言いながら湾岸の遊歩道を歩いて欲しいと思い、気仙沼三菱の創業40周年記念に製作したものです。

気仙沼大川渓流散策マップ

気仙沼市民に愛される『気仙沼大川』は、四季折々に色彩豊かな光景を見せてくれます。
「この川に遊歩道を作って散策できたら何と素敵なことだろう」と思い、三菱自動車(メーカー)より25年連続で最優秀販売会社表彰受賞記念に作製致しました。

気仙沼夢のイラストマップ

気仙沼市が今後発展していく上で「こうなったらいいのになー」という私の勝手な思いを意のままにイラストして頂いたものです。
「自分の家がなくなってる」や「自分は違う意見だ」といった反響も予想以上に大きかったです。
市役所に隣接する気仙沼駅や商港岸壁の遊園地など、なかなか実現するには難しいものもありますが、それでも大島に架かる橋など実現に向けて動いているものもあります
(このイラストがきっかけではないと思いますが…)。

氷の水族館/南気仙沼駅・ロビー

空気を入れない透明な氷を製作する技術者が気仙沼にいらっしゃることを聞き、南気仙沼駅に「氷の水族館」を作ったら待っている人たちも楽しいだろうと思ってイラストして頂いたものです。
残念ながら南気仙沼駅には採用されませんでしたが、このアイデアはご存知の通り物産センター『海の市』内に『氷の水族館』として平成14年にオープンしています。

こちらは平成10年作製の「還暦記念イラスト集」の中の1枚です。

安波山頂上より、気仙沼湾を望む

気仙沼市の象徴でもある安波山に遊歩道やエスカレーターを設置しその頂上にはシンボルのドラゴン像を設置するという、何とも大きな夢を描きましたが、今も昔もこの山頂から眺める気仙沼湾は最高です。

こちらも平成10年作製の「還暦記念イラスト集」の中の1枚です。